エタイさんの対人関係の特徴の最たるものは距離感が遠すぎることにある。これもやはり女性不信に端を発するものであるが、重要なのは原体験が「個人」ではなく「不特定多数」であるゆえに不信感の範囲が広すぎることとレンジが深すぎることが問題であり、一般的なACとは似て非なる症状が現れている。よって対処方法が根本から違っていて、現実の社会に適応(擬態)するのが困難となっている。
アレルギー性鼻炎とASDの特性の悪魔合体により鼻をほじるチックがあったことから、小1の頃から学年の女子ほぼ全員から露骨に避けられて汚物扱いされる。席替えで隣の席になった女子に泣かれ、他の女子が慰めに来ることもあった。
床に落とした私物を汚物扱いで拾われたりすることもあった。自分だけが机を隣の女子から離され、給食など4人で班になる時すら自分だけが机を離され、同学年の間では「エタイは汚い、だから机を離す自衛が必要」との暗黙の了解が罷り通っていて、それは男子も(そこまで露骨に机を離されることはされなかったが)例外ではなかったのでそれを注意する者は誰もいなかった。この露骨な差別に気づく教師は一人としていなかった。
また、行動が目についたのか当時50代の担任のババアに目をつけられて教室の後ろや前に立たされる体罰を受け、大声で泣くことも珍しくなかった。しかし、怒りや悲しみの感情を露にするとその反応を面白がられていじめられることが多く、いつしか感情を出さないようになっていた。自分を出すことが許されなかったので人の名前を呼べなくなり一人称までも失ってしまった。小2の頃にはすでに「女は信用できない、女は敵だ」との女性(女子)全般への憎悪を明確に持っていた。
学年が上がると担任は替わったが、小3の頃の担任からも体罰を受けた。当時、体育館で実施された全校集会はビデオに撮られて給食の時間に教室備え付けのTVで放映されていたが、ある集会の放映に私のくしゃみが収録されてしまっていたことからクラスで笑いものになり、くしゃみしたことを担任に責められて往復ビンタされた。
これらの出来事は、他者(その入口として女性)への接近そのものが「危険」と神経系が学習した決定的要素である。これは一般的なAC等が「親密さ」を恐れることとは違い、「親密さ」の入口に立つことすら危険であると学習しているところが決定的に違う。接近・参加・所属に恐怖があって人に近づくこと自体に拒否感が出る。ただし、大容量ワーキングメモリによって大抵は耐えられてしまうため実態が見逃されやすく、問題がないように見えてしまう。
小2の頃、母親に仕事で連れられた大型百貨店で仕事が終わるまで待っているように言われたが、待てずに泣き出して迷子扱いとなった。弟2人は泣かず自分だけが泣いていた。親に捨てられた感覚だった。
小6当時流行っていたアニメ「こどものおもちゃ」にコンドームなるものが登場。それが何かを知らなかった私はクラス中で「コンドームって何?」と聞きまくった。
それを見ていた担任がその日の道徳の授業を急遽、性教育に変更した。授業終了後、私は多数の男子から「お前のせいで(先生がいない)自習の時間が潰れただろ、ふざけんな」と責められて総スカンを喰らった。
小学校では行間体育でリズム縄跳びがあり、全学年共通で曲はドラゴンボールだったが、高学年はそれ以外で学年のリズム縄跳びがあった。楽曲はmasquerade(TRF)だった。
学校で覚えたちょっとカッコイイ曲くらいの認識だった私は、この曲を家族で行ったカラオケで入れたら母親に笑われたのである。意味がわからなかった。 それ以来このことはすっかり忘れていたが、自助グループでの回復を経てこの曲の歌詞の意味に大人の恋愛や性的ニュアンスがあることを知った。いやそりゃ小6男児がいきなりこれ歌ったら笑われるやろなぁと思ったが、当時の私には意味の分からない出来事として記憶の奥底に沈んでいた。
これらの出来事は子供の私には不可解なものであった。それぞれの出来事には
| デパート迷子事件 | 母親が戻らない → 理由がわからない |
| こどちゃ事件 | 起きたことの理不尽さがわからない → 正当な理由が説明されない |
| masquerade事件 | 歌う → 笑われる → 理由がわからない |
といった、相手が何も説明してくれなかった経験が相次いだ。これらは相手に悪意があるわけではないが、神経系にとっては
という体験が蓄積された。すなわち、私の知らない"何かしら"のルールがあり、それが自分にだけ共有されなかったことが経験として擦り込まれたと思われる。
そしてこれらの事件の共通点は、理不尽であることに尽きる。これについて正当性が説明されなかったことが混乱を招き、認知が整合性を取ろうとする生存戦略が強化されたものと思われる。
ただし、この層には一つだけ例外がある。
小4の頃、私を唯一人間扱いしていた女子から「トイレから出た後に手を洗わないのは汚い」と言われて是正した。
これは拒絶の理由が唯一説明され、それに基づいて是正が成功した体験である。これが起点となり、拒絶の理由が説明されない出来事に対して自分の失点を探索するアルゴリズムが生まれた。しかし依然として拒絶理由が説明されない状況が続いたため、成功体験を積み重ねることができなかった。
女子からのいじめは、この頃にはモーゼが海を割るように露骨なまでのヘイトを受けていた。
家庭科の調理実習では女子の間で「エタイに食品を触らせるな」とお触れが回って徹底され、男子は女子の総意を汲み取って我関せずの空気を突き通し、班の中で孤立させられる形で授業への参加を拒絶された。このいじめに担任が気づくことはなかった。同様に、食べ物に関することは私が触れることを許さない空気がクラスで罷り通っていた。そのくせ給食の時間は体の良い残飯処理班にさせられていた。私が感情から逃れる生存戦略として食べることが確立していたため、断る発想は最初からなかった。
父親からの教育虐待の最たるものは娯楽を封じることにあり、その主たるものが自分がゲームを独占することにより子供にゲームをやらせない圧力だった。まず自分がやりたいゲームをやり、そのおこぼれを弟たちがあずかり、大抵自分は最後だった。そして父親がゲームをやり終えればファミコンとスーファミのACアダプタ(電源)を隠されて兄弟がゲームできないようにし、ゲームボーイは家から持ち出すなどゲーム管理が悪い方向に徹底していた。我々兄弟が電源を探し当てれば隠し場所を変え、それに対抗すべく弟たちは自前で電源を買ったりした。しかし私は上の弟には何度も金をパクられていた。高校生くらいまでそれは続いた。それもあって小学生時代から金欠だったので電源が買えず、弟たちがいない隙を見て勝手にゲーム機(主にGBポケット)を借りて自分のゲームをやったりしていた。弟には何度も怒られた。家でゲームができなければゲーム屋の体験コーナーに刺さっているカセットを抜いて自分のカセットを持ち込んでゲームしていた。店員にバレて怒られた。
別の小学校から来た話したこともない別のクラスの女子からも露骨に嫌われていた。何も知らないぶん、同じ小学校より別の小学校出身の女子のほうが露骨に私をヘイトしていた。
給食王ポジションは中学でも続いていた。このため、中2の頃に女子から「同じ給食費を払ってるのが馬鹿らしい」と言われたことがある。
ここでの出来事は、排除と共同体排除である。第二層は理由が説明されないという点では空気に近い扱いだったが、ここでは理由が説明されるかどうかはともかく、実際に存在を拒絶された現実が確かにある。
学校では班やクラスの所属を、家庭ではゲームの資格を奪われていた。これは悪意があるにせよないにせよ明らかな拒絶だった。
小学校6年間を通して、普段はゴミクズ汚物扱いの私が唯一頼られる瞬間があり、それは遠足の時だった。私が鉄オタであることによるが、所詮はパシリ扱いであることを私自身も認識しており、しかしそれでも私は必要とされたかったため嬉々として対応していた。遠足が終われば女子からはいつものゴミクズ汚物扱いに戻った。
また、女子数人から呼び出されてゴキブリ退治要員として女子トイレに入らされたことがある。嫌な気持ちになったが必要とされたい欲求に抗うことはできなかった。
これらの出来事は、一般的なACの「人間扱いされなかった」と共通している部分はあるが、私の場合は機能だけ必要とされて存在自体は拒絶されたままである点が決定的に違う。ACが人間扱いされない場合でも大抵は相手からの依存関係があることが多く、そうでなかった場合でも所属(「存在」という条件が満たされている)という前提がある。
「人間扱いされなかった」感覚は一般ACとエタイさんで以下のような違いがある。
| 当事者 | 所属 | 役割 |
| 一般AC | あり | 存在を条件に支配されて利用される |
| エタイさん: 女子トイレゴキブリ退治 | なし | 機能だけ利用される (支配関係がない) |
| エタイさん: 遠足前のパシリ | なし | 歩く時刻表として機能だけ利用される (支配関係がない) |
生育歴で述べているように、エタイさんの原体験には支配 - 被支配の関係がないので、所属は拒絶されたままになっている。そして都合のいいときだけ、しかも不特定多数から利用された経験は、所属意識の希薄さに繋がっていった。
これらの原体験は、神経系に多大な禍根を残したのみならず、エタイさんの発達構造と神経系を形成することとなった。すなわち、ワーキングメモリに入ってきた生データを処理できずに意味づけが後から発生して人間関係の出力に支障が生じ、それが繰り返されてきたのである。
第一層から第四層までを発達構造と神経系に当てはめると以下の表になる。
| 層 | 発達構造 | 認知特性 | 対人関係の原体験 |
| 第一層:存在拒否 | 外界から生データが入る | 何もフィルタリングされていない情報を受ける | 「何もしてないのに嫌われた」 という事実のみが入力される |
| 第二層:意味不明 | 情報の意味づけがされず ワーキングメモリに滞留 | 何が起きているかわからないので 情報処理がFALSE状態となって未解決情報が 大容量ワーキングメモリに保持される | 相手の反応の理由が説明されないままになる |
| 第三層:共同体排除 | 言語理解/知覚推理が 後から新たな意味づけをする | 意味が未確定の情報に対して 認知が整合性を取るために新たな意味づけをする | 人の輪に入ろうと行動して失敗し 認知が自分の失点を探して是正を試みる |
| 第四層:条件付き承認 | 結果が出力遅延を起こしてその事実が ワーキングメモリに再入力される | 神経系と認知のズレが是正され 安心か絶望の二択に感情が分かれる | 機能だけが後から他者に利用され 用が済めば存在そのものは再び拒絶される (第一層に再入力される) |
エタイさんの行動パターンやトラウマ再演パターンは、まさに小中9年間の女子からの徹底的ないじめによって神経系レベルで醸成され、そして循環構造の形成による複雑化にまで至ったのである。長年にわたってこれが繰り返されて傷が深くなった。
そしてこの構造化の核にあるのはやはりワーキングメモリである。この構造はそもそもワーキングメモリの高さによるいじめ耐性がなければ成立しないものであり、普通なら上記に挙げた事件のどれか一つでも致命傷で不登校になって潰れるほどのものであるところ、罷り間違って成立してしまったからこそ予後が悪くなってここまでの複雑化を遂げてしまったのである。
以下を図に示すと次のようになる。
この神経系パターンは、その後の人間関係で忠実に再現されることとなった。
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | サークルでの信心活動を発端として サークル不当退部の空気が濃厚になる | 信心活動をきっかけに それまで所属していた共同体から拒絶され始めたと 神経系に入力される |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題として ワーキングメモリに滞留 | サークルの月例総会で私の退部が正式に決定するが 存在すら怪しい会則への抵触が理由とされ 本当の理由は説明されない | 退部理由として表向きの会則違反は示されるものの 本当の理由や判断基準が説明されず 「世界のルール」が未解決問題として ワーキングメモリに保持される |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | 信心活動する団体の慣習に倣って サークル側の不当性を追及する抗議文を提出したが 何も反応が得られずに終わる | 信頼する共同体の価値観や行動規範に従って 不当性を是正すれば理解されると考え 抗議文による関係修復・是正を試みる |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | 唯一私の退部に賛成も反対もしなかった先輩に接触を試みるが 最終的には拒絶される | 唯一中立的だった先輩との関係に理解の可能性を見出すが 最終的に拒絶されたことで 「理解してくれる人も結局はいなくなる」 という学習が再入力され、第1層の存在拒否が強化される |
この出来事は、本格的に対人トラウマが再演された最初の事件である。鉄研という趣味人の集まりで初めて認知以外の自分の居場所が得られたことで過去のパターンが再燃した。
心理学では、トラウマや愛着の問題は安全だと思える関係ほど過去のパターンが再活性化されやすいという。私にとっての鉄道趣味は安全に開示できる場所がそれまでなかったため、鉄道趣味の共有ができる共同体は強力な居場所となった。このため、
という条件がそろったこの共同体はトラウマ再演パターンの発動に使われたのである。
そして、本件には女性がいたが恋愛感情を持たなかったという特徴がある。彼女は今でいうオタサーの姫みたいなポジションになってもおかしくなかったが、同期の姉だったことと元々そんなに顔を出さないことからサークルの中心人物にならず、安全基地を求める対象が個人レベルまで落とし込まれず共同体レベルにとどまったと考えられる。
よって、トラウマ再演としてはそこまで重症にならなかった(とはいえ大きな出来事だったが)。このパターンは後述の恋愛絡みの再演とは似て非なるパターンとなっている。
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | 配信で自己開示をやりすぎて 本人から謹慎を言い渡される | 仲間だと思っていた配信者本人から 突然拒絶されたと神経系に入力される。 |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題としてワーキングメモリに滞留 | 事前注意が何もなくいきなり謹慎となり 理由も「リスナーに迷惑がられている」としか説明されない | 「迷惑をかけている」とだけ説明され、 自分のどの行動がどの程度問題だったのか理解できず、 未解決問題としてワーキングメモリに保持される。 |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | 謹慎中は自分が彼女と同じ土台に立とうと 配信者になることを思い立って行動 | 彼女と同じ立場(配信者)になれば 理解し合えるのではないかと考え 自己修正による関係修復を模索する |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | ほとぼりが冷めてリスナーに復帰するが 1年後に後述の2回目の事態となる | 時間経過による受容を「関係修復」と認識し 安心感を得るが、 根本原因は未解決のまま保持される |
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | 発達障害の診断をカミングアウトして告白したところ 以前のDM晒しを引き合いに出されて(その前段階で謝罪済み) 「障害や毒親のせいにするな」等の意味不明な誹謗中傷をされる | 信頼していた相手から犯罪者として扱われ 存在そのものを否定されたと 神経系に入力される |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題としてワーキングメモリに滞留 | 誹謗中傷があまりにも意味不明すぎて その混乱をRin氏の知らない別垢に吐き出す | 相手の反応を説明できる一貫した理由が見つからず 「何が起きているのか」が未解決問題となる |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | 相談した人から「幸せになることが相手への復讐だよ」と言われ それをそのままRin氏との決別を目的としたnoteの記事に書くが その記事や別垢のぼやきが 他のリスナーの密告により本人に知られるところとなる | 信頼できる共同体の価値観を手掛かりに 自分の行動を修正すれば状況が改善すると考え 解決を試みる |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | 彼女から私の悪口をすべて削除しろと言われるが そもそも悪口を言った覚えがまったくないうえに 該当ツイートが何かは提示されないまま警察に虚偽告訴される | 警察介入という決定的な拒絶によって 『修正しても世界は拒絶する』という学習が再入力され 第1層の存在拒否がさらに強化される |
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | やってもいないストーカー行為を警察に虚偽告訴され 警視庁の刑事から2回の事情聴取を受ける | やっていない行為で犯罪者として扱われ 「社会そのものから存在を否定された」 と神経系に入力される |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題としてワーキングメモリに滞留 | 警察はRin氏に呆れるが結局は noteの「復讐」という文言が ストーカー規制法に抵触すると言われ 実際の文脈とNGワードの不一致に混乱する 後日、虚偽告訴案件として弁護士に相談するが まともに取り合われずに門前払いとなる | 実際の文脈と切り取られた表現が 一致しないにもかかわらず 「復讐」という単語だけが問題視され 法的評価の基準や境界線が理解できないまま 未解決問題としてワーキングメモリに保持される 法制度や専門家がどのような基準で判断しているのか 理解できず、「世界のルール」そのものが 説明されないまま保持される |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | 自分にも失点があると思って内省note等を書いていたが 警察沙汰になったことで数か月後に信仰上で幹部に呼び出されて その幹部がRin氏を擁護する | 自分にも改善すべき点があると考え 自己修正を続けながら共同体(信仰)の 理解を得ようと模索するが、信頼していた共同体の中でも 自分の認識とのズレを経験する |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | 移籍先の幹部は私の障害や病気に理解がなく 誰にも理解されなかったと知り自殺未遂に至る | 唯一残っていた安全基地への期待が崩壊し 第1層の存在拒否が世界全体へ一般化する |
この件がPTSD化した最大の要因は、同じ構造が3回も繰り返された上に、女性不信から世界不信への拡張が小学校時代の原体験を高精度かつ大規模に再現されたことにある。もともと他者の問題をワーキングメモリに抱えやすかったものが、対象が「Rin氏」から「社会」やがて「世界そのもの」の問題まで抱え込むようになってしまったため、
といった世界の問題=自分の問題と徐々に同一化してしまったことが自殺未遂の一因となったとみられる。
ここまで拡張されると「世界は敵」という認識になってしまう。そしてこれがワーキングメモリの高さによって未解決問題として長期間保持されてしまうので、逃げ場がなくなってしまったのである。
また、鉄研の時と違って私がRin氏にガチ恋したのは、彼女がオタサーの姫ポジションになってしまったことが一因にある。
Rin氏は本来自転車ブランドのイメージモデルであるが、メーカーのポリシーを逸脱*2して配信でメーカーのファンではなく本人のファンを集めてしまったことで、自分が界隈の中心人物になってしまった。このことで、私が鉄研の時には安全欲求の対象が共同体(サークル)に留まって個人レベルまで降りなかったが、本件は界隈が安全基地にならなかったため安全欲求の対象がRin氏個人まで降りてしまったのである。
本件は認知(法則や定理など)を安全基地にすることがワーキングメモリの高さによって成立した生存戦略の最終形態である。自分と世界の境界線が曖昧であったゆえに世界の問題という到底抱えきれないものをワーキングメモリに抱えてしまった末路である。
ワーキングメモリが大容量ゆえに解釈が無限に続いて止まらなくなってしまう。つまり、
という方向へ拡張していく。これが続いた結果、世界そのものが危険であるという結論に到達せざるを得なくなるため、無力感に苛まれて自殺未遂に至ったのである。
そして本件は、のちの人間関係の構築におけるトラウマ再演のテンプレートになってしまった。私自身が意識せずとも本件はあらゆるコミュニティの人間関係において構造一式が丸ごとフラッシュバックするようになってしまった。
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | 覗きの過去をカミングアウトしたことがきっかけで 突然非モテオフを出禁にされる | 仲間だと思っていた相手から 突然拒絶されたと神経系に入力される |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題としてワーキングメモリに滞留 | 実際は「元井が私の性癖を許容できなかっただけ」だが 元井は「エタイが性犯罪を犯したから出禁にした」 と嘘を吹聴した | 現実を元井にねじ曲げられて吹聴されたため 彼のフォロワーに誤解されまくって「未解決案件」に昇格 |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | 自分が考えを改めようとして 相互ブロック越しの引用で元井に一部賛同 | 元井を理解しようとすることで 彼との関係を修復しようと模索 |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | 元井が「ダイエット頑張るアライさん」というアカウントで 女性に偽装して私の情報を引き出したが 正体がバレるとアカウントを捨ててしらばっくれる | このアカウントが元井とは知らず、 理解してくれそうな人が現れたことに希望を持つが 最後は元井と全く同じパターンの拒絶言動で絶望する |
本件はエタイさんの生存戦略の問題点が表面化したことが現れている。
この頃はWebサイトやブログを運営しておらずTwitter一本だったことから、安全基地としてウエイトを占めていたものを喪失している状態だった。このためアライさん界隈を安全基地のひとつとしたが、ネギま!ファンサイト界隈の時とは違って個人サイト運営がコミュニティの入口ではなかったため、安全欲求の対象が個人に収束しやすい不安定な状態が続いた。
そこに元井*3が「非モテオフ会」なるストライク案件を持ち込んだため、安全基地の対象が女性というカテゴリにロックオンされてしまった。
本件でも恋愛依存の傾向があり、非モテオフ会参加者の女性に個人的コンタクトを取ろうとしたことがある。しかし、鉄研の件やRin氏の件とはまた違う傾向が現れた。
という具合に、安全基地の対象が共同体→個人に収束していくのがパターンであり、それは恋愛対象かどうかを問わない。つまり、エタイさんの安全欲求は恋愛とは独立して存在するということである。恋愛依存が恋愛感情によって起きているのではなく安全欲求によって起きているから元井への傾斜が発生したわけである。
つまるところ本件は恋愛依存の亜種である。ゆえに生データ入力からループ構造までのパターンが一致するのである。
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | 棚卸し表を書くという行動を通して 今まで拒絶されてきた恨みが入力され 棚卸し表をサンドバッグにする | 棚卸しを通して過去の拒絶体験が一気に想起され 「自分はこれほど拒絶されてきた存在だった」という 生データが神経系へ再入力される |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題としてワーキングメモリに滞留 | ステップ5で棚卸し表をスポンサーに見てもらうが 私の性格上の欠点やパターンがわからず スポンサーシップは解消となり 宙ぶらりんになる | 性格上の欠点や生存戦略の全体像が 理解できないままスポンサーシップが終了し 「何を変えればよいのか」が未解決問題として ワーキングメモリに保持される |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | 今のスポンサーと再度ステップ4・5の棚卸しを 徹底的にやり直すことに決めたが 恐れのリストに仲間のことを書いたのを スポンサーが本人に話してしまって その仲間とギクシャクする | スポンサーを信頼して自己開示し、自分の問題を 修正しようとした結果、共同体内の人間関係に影響が及び 「自己開示すると関係が壊れるかもしれない」 という学習を始める |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | 私とスポンサーとその仲間の話の場が持たれ 仲間が私に対して悪意がないことを確認したが 私のほうが恐れが強すぎて受け入れられなかった | 仲間に悪意がなかったことは理解できても神経系は安心できず 「理解された」という認知と「危険である」という神経反応が 一致しないまま存在拒否が再入力される |
| 各層に対応する発達構造 | 実際の出来事 | 認知特性の働き |
| 第一層:存在拒否 存在拒絶の事実が生で入力される | 棚卸しの件で私が仲間を誤解する | 棚卸しを通じて仲間を誤解していたことが 明らかになり 自分の認知そのものへの不信が神経系に入力される |
| 第二層:意味不明 相手の反応の正当な意味は説明されず 未解決問題としてワーキングメモリに滞留 | 性格上の欠点が見えてステップ6・7に進むが 祈ることの意味がわからないまま ステップ8・9に進む | 性格上の欠点は理解できても 祈りによって何が変化するのかが理解できず 回復の仕組みが未解決問題として ワーキングメモリに保持される |
| 第三層:共同体排除 集団の輪から締め出されたため 自分の失点を探して是正を検証する | ステップ9の埋め合わせで 前にギクシャクした仲間との件が解決するが それ以降は埋め合わせが進まないまま ステップ10を並行して行うも 正直に分かち合えば分かち合うほど 逆に孤立感に苛まれる | 埋め合わせやステップ10を通して 共同体との関係修復を試みるが 理解が深まるほど従属型生存戦略とのズレを認識し 自分の居場所を模索する |
| 第四層:条件付き承認 一時的受容と再拒絶が再入力されて循環する | 支配欲による問題を持つ仲間は受け入れられるが 従属ベースの生存戦略の私は 支援が想定してないことを知って絶望する | 支配型生存戦略を持つ仲間は 共同体に受け入れられている一方 自分の従属型生存戦略は十分想定されていないと認識し 「ここでも完全には理解されない」という学習が再入力される |
回復に繋がってからも同様のことが起きた。共同体(SCA)ではグループが居場所として確立したあと、範囲を狭めて個人に安全欲求の収束が始まり、以前にアライさん界隈にいたという女性に囚われかけたがそこでLAAに繋がり、パターン再演を阻止した。しかしこれは恋愛感情がなくても発動するため、収束先がスポンサーになるパターンが発動してステップ4の棚卸し表が「真実を整理するための道具」であると同時に「安全を得るための媒体」と化し、スポンサーから承認を得るためのサンドバッグとなったのである。
そしてステップ5が終わっても性格上の欠点が見えずにスポンサーシップは約束通り円満解消されて放り出された感覚に陥り、今のスポンサーとステップ4・5をやり直したが、その渦中で他の仲間との関係がギクシャクして受容と拒絶感(仲間にそのつもりはない)が再入力された。
その後のステップワークでも、意味が未確定の状態のままステップが続行されたが、その過程で「女性との関係が必ずしも破綻で終わるわけではない」ことを経験したことから女性不信へのアプローチとしてCBT(認知行動療法)に踏み切った。それは必然的にRin氏の件のトラウマテンプレートに触れることになるため、そこに認知が到達して回復と破綻が同時に起こる結果となったのである。
本件最大の特徴は、
の二点にある。これは第二層の意味未確定状態をトリガーとしてRin氏のトラウマテンプレートが再演されたために意味が書き換えられてしまい、認知の及ばない領域で同じパターンに戻されてしまったと考えられる。
そしてCBTとスキーマ療法により女性不信に直接アプローチしたため、Rin氏のトラウマテンプレートは回復の場で猛威を奮った。分かち合いで「あの女を潰す」等の発言や男女論に偏った分かち合いが増えて止められなくなった。
治療の過程でフラッシュバックが起きることは一般的によくある。しかし私の場合、単なる身体反応ではなくRin氏の件が一式丸ごと記憶から呼び出されるため規模感が違い、回復の場で単に「つらい」「苦しい」と吐き出すだけでは到底処理しきれない単位の再演が起こるため回復の現場で問題行動に発展することがある。
フラッシュバックが起こると認知システム全体がRin氏の件の全貌を探索して、その時の出来事一つ一つを現在起きていることの一つ一つに当てはめて新たな意味を生成することで心身を安定させようとする。これを認知の修正で止めることはできない。
そのため、現在起きていることの全貌が大規模にRin氏の件の再演となってしまうのである。
エタイさんの対人トラウマは三層構造の非常に複雑なものとなった。対人トラウマは通常、あるパターンに遭遇すると幼少期の経験に基づいた反応が局所的に現れて拒絶反応が出るところ、私の場合はそうではない。
トラウマ反応は以下の三層構造となっている。
幼少期の女性不信のトラウマは、世界不信まで拡張されているので比較的広い範囲の対人場面に影響する。対人関係で拒絶された事実が入力されると、私の発達構造上ワーキングメモリが意味未確定の出来事を保持するようになっているので、その事実に対して言語理解と知覚推理が"一連の経緯が丸ごと保持されたRin氏のストーカー冤罪トラウマをテンプレートとして参照するようになり、行われた意味づけの補完が認知に返される形でトランザクションが行われ、認知が「いま、ここ = Rin氏の時と同じ」と変換''して一連の出来事をRin氏の件に意味を上書きする。
これが私のトラウマの再演である。元井の件や12ステップ中の大規模再演はすべてこのパターンに基づいており、Rinテンプレートがフックになっている。
この構造を簡易的に説明すると以下のようになる。
これがいかに深刻かをWindows11とOneDriveの関係で例えることができる。MSアカウントでログインしているWindows11 PCのデスクトップはOneDrive(無料版5GB制約)と強制同期されていて、OneDrive側が「正(マスターデータ)」なのでクラウドのデータを削除するとローカルのデータも削除される。つまりローカル側の状態の意味がクラウド側の意味に上書きされてしまうのである。そうなるとPCはめちゃくちゃである。
それと同じで、対人関係で「いま、ここ」が意味未確定状態に陥るとマスター側のRinテンプレートが参照され、「いま、ここ」がマスター側の意味に当てはめられて解釈され「これはRinの件で言うとこういう意味だ」と変換される。Rinテンプレートは最終的に存在拒絶が繰り返されることになっているため、「いま、ここ = 拒絶」に強制変換された意味がワーキングメモリに再入力されてトラウマの再演が起きるのである。
エタイさんのトラウマが再演される条件は安全基地の喪失にある。この段では安全基地の構築と喪失について説明する。
トラウマ再演の起点はワーキングメモリである。大容量フラッシュメモリに情報が大量に保持されてしまう(意味が未確定のまま処理が保留される)ことがトラウマを再演するトリガーになるが、そもそも他者に存在拒絶された意味が未確定になる条件は安全基地が不安定になっていることである。
通常、安全基地は愛着の安定した他者に定まるのが普通である。しかし私は「この世界そのもの」が敵になってしまったため他者を安全基地にすることができなかった。よって人間の代替としての安全基地が必要になったが、そこで最初に使われたのが鉄道趣味である。
私にとっての趣味はただの娯楽ではなく、世界と自分を接続するためのインターフェースである。よって生存戦略上では仕事や家事などの日常生活よりも優先されるものであり、瓦解してはいけないものである。
しかしそれは瓦解してしまった。鉄研の件がトラウマの再演となったのは、当時唯一の安全基地として機能していた鉄道趣味で繋がった共同体が私を傷つけ、趣味が世界とのインターフェースとしての役割を喪失してしまったからに他ならない。安全基地を失ってしまった事実は、就活が上手くいかなかったり4年次に新しいサークルに入ったものの馴染めなかったことなどの一因となった可能性がある。
対人関係で致命傷にならなかったのはネギま!個人サイト界隈である。この界隈はまず、ラブひな / ネギま! / UQ HOLDER! 作者の赤松健先生が象徴として中心に据えられており、界隈でのつながりを提供するインターフェースとして非常に安定していた*4ため、界隈内でイザコザが起きても私にとってトラウマ再演レベルの致命傷には至らなかった。その下の層に「魔法先生ネギま!」が長期連載された作品の安定性があり、その下に個人サイト界隈が成立していて私もその一員だった。個人サイトを通じて世界と繋がるスキルは、鉄研でWebマスターの役割を持っていたことによりHTMLを手打ちする知識を身につけたことで成立していた。
また、個人サイトはレンタルブログやmixi等のSNSといった運営から間借りしているプラットフォームとは違い自分の「城」であるため、自分の安全基地を構築するには非常に相性が良かった。当時はSNSもブログもなかった時代だったため、ネット上のコミュニケーションは個人サイトの掲示板やチャットでつながる文化が主流だった。一般化される前の時代だったので、私にとって「世界」と接続するインターフェースとしては守られた環境だったことから、個人サイトを運営することは安全基地として安定性が高いものだった。
しかしまたしても状況は悪化した。「魔法先生ネギま!」がいかに長期連載とはいえ、連載が10年単位になるとファンは入れ替わり、発信媒体の中心も個人サイトからブログやmixiに徐々に移行した。すると自分の「城」そのものが孤立していき、形容しがたい喪失感に包まれるようになった。
そのような中で、新卒で入った会社が約4年後に倒産して私は次の仕事が決まらなかった。そして前職で身につけた動画編集スキルを活用すべく当時最新のIntel第2世代(Sandy Bridge)にPCを更新したものの、まだ動画編集は一般的ではなかったため、編集作業そのものが相当に苦しい状況だった。そしてポートフォリオを持ち込んで個人事業主として制作会社に入ったものの、単価が低く生活がままならない状態で、その会社を辞めて動画編集だけ請け負ったがPCのスペックが足りなくなって仕事を受けられなくなってしまった。
【PCを更新するにはお金が必要→スキルを生かして収入を得るには新しいPCが必要】というダブルバインドが決定的な安全基地の喪失となり、2010年から2025年までの約15年間、安全基地を維持するための重要な要素が更新されないまま弱体化してしまったのである。
先述のように、安全基地を形成するための要であるPC(組んだ当時最新のミドルレンジでも動画編集環境としては元々貧弱)が7年経過していて、安全基地を担保するツールとして完全に機能不全に陥っていた。また、スマホの一般化によりSNS時代に突入して、個人サイトの時代は既に廃れていたため、''認知を安全基地にする生存戦略の続行がFALSE状態となってしまった。
安全基地喪失中のエタイさんの心の隙間に入ってきたのがRin氏だった。この頃には自転車を世界と繋がるインターフェースとしていたが、それまで同じ界隈の人でしかなかった彼女はとある試乗会で初めて会った時に距離感がバグっていて握手を求められ、私はそれに応じた。これが生データとなって入り込み、認知を安全基地にする選択肢が閉ざされていた神経系が安全基地の機能を他者に寄りかかるしかなくなってしまった。''
そして悪いことに、Rin氏はその界隈内で売名行為(メーカー談)を行い自分の界隈を作り上げてしまった。本人が界隈の中心人物になってしまったため、私の神経系は認知が知覚できない精度で危険を察知しても撤退して安全基地のない丸腰で世界に晒されるほうが危険と判断したため、安全欲求の充足を彼女に全BETせざるを得ない状況に陥った。その結果、配信謹慎事件・ストーカー虚偽告訴・法的手段門前払いからの自殺未遂と存在拒否四層構造が3回も繰り返されるPTSDとして刻まれ、鉄研の件から続いた一連の安全基地喪失プロセスがまるごと「Rinテンプレート」としてワーキングメモリに現在に至るまで滞留し続けることになってしまったのである。
すなわち、Rin氏によるストーカー冤罪事件はただの失恋や存在否定、あるいは「障害や毒親のせいにしてることにされた」といった類の単発の傷つきではなく、長年に渡って形成してきた認知の安全基地を構築する生存戦略を丸ごと否定されるという、単回性PTSDとしてはスケールが大きすぎる(とはいえ複雑性ではない)傷を抱えてしまったのである。
上記からすなわち、私のガチ恋と恋愛依存のパターンは以下のように整理できる。
ベースが恋愛感情よりも根本にある安全欲求のため、このパターンは収束先の相手が男性でも同様のパターンが発動する(元井の件)。この場合は神経系の最終目標である恋愛成就が達成できないので、その代替として共同体(非モテ克服界隈)の安全担保を求めたのである。